冷蔵倉庫業に従事する我々は、
常に温度との戦いをしなければいけません。
特に夏場は、外気温と倉庫内の温度差が50℃以上となり、
並みの防寒服では体温コントロールが追いつかずに非常にしんどくなってしまいます。
当社では優れた防寒服を導入して外と中の温度差が極力変わらないようこだわっています。
特に超低温倉庫で作業する社員には、専用の防寒服を用意しており、
快適に働ける環境整備に努めています。
また、安全面においては、
高所での作業やリフトの操作時は、
ヘルメットおよび安全ベルトの着用を義務化し、
安全管理にも注力しています。
勤務体制は細かな交代制を導入しており、
残業がない仕組みづくりに取り組んでいます。
地球温暖化の防止をはじめとしたさまざまな環境問題に対して、
企業として環境に配慮した改善がスタンダードになっており、
当社でも最新の機械を導入して環境対策に取り組んでいます。
最近では、アンモニア冷却機を導入しました。
これは冷却する媒体にアンモニアを使用する機械で、
オゾン層破壊を無くし、省電力による温暖化防止など、非常に環境に優しい冷却機です。
環境省が進める平成27年度「先進技術を利用した省エネ型自然冷媒機器普及促進事業」に認可されています。
また倉庫内ではフォークリフトが全9台稼動していますが、
これら全てを電動化し、排ガスの抑制や省電力化に努めています。
また商品の入庫・出庫を管理するシステムにもこだわりがあります。
これはソフトウェアメーカーと共同開発したオリジナルのもので、
入庫・出庫の状況がリアルタイムで共有できるだけでなく、
送り状の作成や入庫の簡便化など、細かな作業の簡略化を行い、
作業全体の効率化に貢献しています。
当社では、社員一人ひとりの成長を応援しています。
まずフォークリフトの免許は、物流部の社員は入社後すぐに取得してもらいますが、
総務部勤務の職員も、一定年数経過で必ず取得することになっています。
これは、フォークリフトの仕組みを知ることが、安全につながるという考え方からです。
そして入社3年以上が経過した社員に義務化しているのが、
国家資格の「第三種冷凍機械責任者免状」です。
大型の冷凍機械を整備する際に必要な資格で、
社内制度で、取得できれば主任に昇進できるようにもなっています。
また一般社団法人日本倉庫協会が主催する「倉庫管理主任者講習会」や、
一般社団法人日本冷蔵倉庫協会が主催する「冷媒フロン類取扱知見者講習」への参加も積極的に行い、
技能だけでなく知識も備えた、“人財”としての成長を後押ししています。